歌を上手く歌うコツ

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◆腹式呼吸を覚えましょう。

腹式呼吸って何?
お腹で息をする?
いいえ、息(呼吸)はあくまでも肺で行います。
お腹の周りの筋肉、特に横隔膜を使って呼吸をするのが腹式呼吸です。

では、なぜ歌う時に腹式呼吸が必要なんだろう。
声の響きとも関係してきます。
声というのは、声帯で声の基となるものが作られ、それが人間の体の各部分で共鳴し声となって聞こえます。
具体的に、胸、顔、頭などです。
特に胸の響きは重要で、常に胸は響く態勢を取っていなければなりません。
そうでないと薄っぺらい声になってしまうからです。
腹式で呼吸ができないと、胸を(胸の周りの筋肉)使って呼吸をすることになります。
呼吸時に肩が上下したり、呼吸音が大きい方はそうです。
するとどうなるかというと、胸に常に力が入り、肝心の共鳴ができなく、
いい響きが得られないということになります。
イメージとしては、たとえばトライアングルの金属部分を握って叩くと響かないという、そんな感じです。

もう一つは、素早い呼吸に対応できるということです。
歌にはいろんなフレーズがあり、中には短時間でブレスをしなければならないこともあります。
でも腹式呼吸をマスターしていれば大丈夫です。一瞬で息が入ってきます。
吸うんではなく入ってきます、自然に。
ですから、基本的に腹式呼吸ならどこでも息が吸えます。
ブレスの場所を気にする必要はありません。
正しい腹式呼吸がマスターできれば自由自在に呼吸をコントロールできる
夢のようなテクニックです。

但し、正しい腹式呼吸ができたらの話です。

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